「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー「HERALBONY(ヘラルボニー)」と再びコラボレーションし、Disney|HERALBONYコレクションからニッコーのボール・マグ・プレートが発売されました。
NIKKO FINE BONE CHINAの器に高度な転写紙技術によって、「ミッキーマウス」「ミニーマウス」のデザインの中にHERALBONYのアート作品を細部まで再現しています。
コンセプトは「Love Difference.」
Disney|HERALBONYコレクションでは、ヘラルボニーが提唱する「Love Difference. ちがいを愛する、世界がひろがる。」をコンセプトに、ヘラルボニーが契約する知的障害のある作家が、オリジナルのアート作品を制作し、それらのアートがディズニーキャラクター「ミッキーマウス」「ミニーマウス」のデザインに起用されています。
Disney|HERALBONY 特設サイト(外部サイトへ)
作品紹介
Momoko Nakagawa「まる」
作家プロフィール
1996年生まれ。滋賀県在住。2015年からアートセンター&福祉施設「やまなみ工房」に所属。
当初は自身の名前「ももこ」を何度も重ねて書いていた。その表現はまるで描く感触を楽しむかのように、名前ではなく円を描き重ねるようになった。にこやかに歌を口ずさみながら絵の具やボールペン、色鉛筆を使用し幾重にも円を重ね完成した色鮮やかな作品は、彼女の朗らかな表情を表しているかのようだ。
Nozomi Fujita「位置」
作家プロフィール
2001年大分市生まれ。3歳の頃、重度知的障害を伴う自閉症と診断される。現在は、社会福祉法人幸福会 やまびこ広場(生活介護)に通所。ロゴマークや文字に強いこだわりを持ち、小学生くらいから好きなものを絵に起こすことをほぼ毎日行っている。描くスタイルも独特で、多動もあって常に歩き回っているが、突然座ったかと思うと描きだす・・といった予測不能の描き方をする。
Kaoru Iga「yellow triangle」
作家プロフィール
1988年、東京生まれ。2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに、以後毎年作品を発表している。自閉症のため会話は苦手。それでも人が好きで人見知りはしない。20年間チェロを習い、音楽を奏でる姿も彼の魅力。HERALBONY2023キービジュアルモデルのうちのひとり。
Motoka Hattori「いろいろ(2)」
作家プロフィール
1999年生まれ。三重県在住。2018年からアートセンター&福祉施設「やまなみ工房」に所属。元々は自分が好きな食べ物や動物、様々なキャラクターを描く事が多かった彼女 が、ある頃から、自分の指を縦横に繰り返し動かす行為から線を描いた事がきっかけで現在の作風が確立された。本人曰く「いろいろ」という線画。画材はペンや色鉛筆などを使用し、画用紙のみではなく、空き箱などの立体物にも描いている。天真爛漫な彼女の性格そのままに、色とりどりの線を1本ずつ丁寧に描き込まれ、カラフルな作品に仕上がっている。