食器の選び方 カトラリーの基本と選び方
2018.06.18FEATURE

食器の選び方 カトラリーの基本と選び方

「食器を揃えたいけど、何から揃えるの?どのくらいの数を揃えるべき?」という疑問にお答えする食器の選び方ガイドです。
今回は、イタリアンブランドMEPRA(メプラ)社の金属製カトラリーを中心に、カトラリーの基本と選び方について解説いたします。

カトラリーの種類

フルコースの場合、肉料理にテーブルナイフ・テーブルフォーク、魚料理にフィッシュナイフ・フィッシュフォーク、デザートやオードブルにデザートナイフ・デザートフォーク・デザートスプーン、ブイヨンスープ専用のブイヨンスプーン、食後のコーヒーや紅茶にティースプーン、エスプレッソにモカスプーンといったように料理に合ったカトラリーが提供されます。

カトラリーの種類

  1. テーブルスプーン 肉・魚両方の料理やスープ料理にも使われる大きめのスプーン
  2. デザートスプーン デザートやオードブル用のスプーンでご家庭ではこの1本で様々なお料理にお使いいただけます
  3. ブイヨンスプーン ブイヨン専用のスプーンでコーヒー・ティースプーンよりすくう部分が大きい
  4. コーヒー・ティースプーン コーヒーや紅茶用のスプーン
  5. モカスプーン エスプレッソ用の小さなカップに合う小さなスプーン
  6. テーブルフォーク 主に肉料理用の一番大きなフォーク
  7. デザートフォーク デザートやオードブル用のフォークでご家庭ではこの1本で様々なお料理にお使いいただけます
  8. フィッシュフォーク 魚料理用のフォーク
  9. ケーキフォーク コーヒー・ティースプーンと大きさが揃ったフォーク
  10. テーブルナイフ 肉料理用の一番大きなナイフで刃は鋭利になっています
  11. デザートナイフ デザートやオードブルやチーズに使われるテーブルナイフよりも小さいナイフでご家庭ではこの1本で様々なお料理にお使いいただけます
  12. フィッシュナイフ 魚料理用のナイフ・テーブルフォークより小さく刃は鋭利ではありません
  13. バターナイフ パンにバターを塗るためのナイフ

カトラリーの基本の5本

カトラリーの基本の5本

一番大きいサイズのフォークが「テーブルフォーク」「ディナーフォーク」(メーカーによって呼び方が異なります)、次に大きいフォークが「デザートフォーク」といった名称がつけられていますが、西洋人よりも小さい口の日本人は、名称にこだわらずサイズで選びましょう。
日本の家庭では、デザートナイフ、デザートフォーク、デザートスプーン、ティースプーン、ケーキフォークの5つがあれば十分です。

DUE デザートスプーン 175mm (18-10)
DUE デザートフォーク 180mm (18-10)
DUE デザートナイフ 200mm (18-0)
DUE コーヒー・ティースプーン 135mm (18-10)
DUE ケーキフォーク 150mm (18-10)

カトラリーの素材

純銀、洋白銀器(銀メッキ)、ステンレスなどがあります。

純銀

純銀製は、表面が滑らかで輝きがあり、熱伝導率・抗菌性といった機能性も兼ね備えた最高級のカトラリーです。錆が生じるためお手入れが必要な事、大変高価である事から、一般家庭ではあまり使用されません。

洋白銀器(銀メッキ)

洋白銀器(銀メッキ)製は、表面が銀で、中身は銅とニッケルと亜鉛からなる合金ですが、見た目は純銀製カトラリーと同じです。

ステンレス

ステンレス製は、優れた特性(美観と耐食性)で、現在では洋食器の素材として最も一般的なカトラリーです。
ご家庭用のカトラリーとして広く一般的に使われている18-8ステンレス(クロムが18%、ニッケルが8%を意味し、残り74%は鉄)ですが、18-12ステンレス、18-10ステンレス、18-0ステンレス、13-0ステンレスといったグレードもあります。18-12ステンレスや18-10ステンレスのようにニッケルのパーセンテージが高いものほど高級品とされています。

カトラリーのデザイン

クラシックなデザインのカトラリー

クラシックなタイプ(上)やモダンなタイプ(下)があります。食器に合わせたデザインや好みで選びましょう。
また、上質なものほどナイフは鋭利で切れ味が鋭く、フォークはしっかり刺さります。デザインで選ぶ時に、そういった点もチェックしてみましょう。

モダンなデザインのカトラリー

ステンレス製カトラリーのお手入れ

ステンレス製カトラリーは、酸や塩分を含んだ汚れを付着させたままの放置や湿気が多いところでの収納はサビの原因になります。ご使用後は、なるべく早く液体洗剤をスポンジなどにつけて洗い、乾いた柔らかい布で拭いて水気を完全に拭き取って下さい。
研磨剤の入ったクレンザーやスチールウール等は、表面に傷がつくことがあります。汚れが落ちない場合には、研磨剤の入っていないクリームクレンザーをご使用ください。

カトラリーの選び方ポイントまとめ

  • カトラリーの基本の5本、デザートナイフ、デザートフォーク、デザートスプーン、ティースプーン、ケーキフォークから揃える
  • サイズで選ぶ
    カトラリーは料理に合った沢山の種類があるが、ご家庭ではデザートナイフ、デザートフォーク、デザートスプーンを選べばメインや前菜・デザートに汎用的に使えます。
  • 素材で選ぶ
    ご家庭での日常の食事にはステンレス製を選ぶとベターです。ステンレス製の中でも高級な18-10ステンレス製がおすすめです。
  • デザインで選ぶ
    最後はデザインの好みで選びましょう。ナイフの切れ味やフォークの刺さり具合もチェックできるとベターです。

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